久里浜村(くりはまむら)は、神奈川県三浦郡に存在した村。
概要
神奈川県三浦郡東部の村。現在の神奈川県横須賀市東部に位置する。
地理
- 海:浦賀水道
- 川:平作川
歴史
村名の由来
一説には「くり」が小さな岩礁を意味するとされる。
沿革
- 鎌倉時代 - 栗浜の地名が見られる。
- 戦国時代 - 佐原、岩戸村の地名が見られる。
- 江戸時代 - 以下の4村が成立。前橋藩は江戸湾の海防を担当していた。
- 久里浜村(幕府領→上野前橋藩領→幕府領) - 村内が2つに分かれ、八幡久里浜村を俗称。
- 佐原村(同上)
- 岩戸村(幕府領→旗本本多氏知行→幕府領)
- 内川新田(幕府領)
- 元禄年間 - 久里浜村から久村を分村(前橋藩領→幕府領)。
- 1868年(明治元年)
- 旧暦6月17日 - 神奈川府の管轄となる。
- 旧暦9月21日 - 神奈川府が神奈川県に改称。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、八幡久里浜村、久村、内川新田、佐原村、岩戸村が合併して久里浜村が成立。内川新田飛地は浦賀町に編入。
- 1937年(昭和12年)4月1日 - 横須賀市に編入。同日久里浜村廃止。
交通
鉄道路線
現在は旧村域内に横須賀線の久里浜駅、京急久里浜線の北久里浜駅、京急久里浜駅(開業当時はそれぞれ昭南駅、久里浜駅)が存在するが、当時は未開業。
現在の町名
すべて横須賀市。相次ぐ町名変更により、旧大字と現行の町の区域は若干錯綜している。
- 旧八幡久里浜村:久里浜、神明町
- 旧久村:大字久村、久里浜、ハイランド
- 旧内川新田:大字内川新田(ごく狭い区域が残存)、池田町、舟倉町、神明町、久里浜、久比里、佐原、内川
- 旧佐原村:森崎、岩戸、佐原、大矢部、内川
- 旧岩戸村:岩戸、粟田、大矢部、佐原
関連文献
- 「衣掛庄 佐原村」『大日本地誌大系』 第40巻新編相模国風土記稿5巻之115村里部三浦郡巻之9、雄山閣、1932年8月。NDLJP:1179240/167。
関連項目
- 神奈川県の廃止市町村一覧


.jpg)

