ジョージ・スティーブン・ブコビッチ(George Stephen Vukovich , 1956年6月24日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元プロ野球選手(外野手)。1986年~1987年まで西武ライオンズに所属した。
来歴・人物
1977年のMLBドラフト4巡目(全体の100番目)でフィラデルフィア・フィリーズに指名され契約。1980年にメジャー初昇格し、同年はワールドシリーズ制覇のメンバーとなる(出場機会は無し)。1981年のナ・リーグ地区シリーズ、対モントリオール・エクスポズとの第4戦、10回裏に代打で出場しサヨナラホームランを放った。1983年、クリーブランド・インディアンスに移籍。
1986年、西武ライオンズに入団。前年限りで退団したスティーブ・オンティベロスの後釜として期待された。同年、監督の森祇晶から「使っている俺が悪い。助っ人だと思うからダメなんだ。日本人だと思えば腹が立たない。」と言われ、1987年には「一日でいいからホーナー(ヤクルト)を貸してほしい。」とボヤかれたことがある。目立った成績は残せなかったものの、日本シリーズでは勝負強さを発揮し、1986年の日本シリーズ第8戦では金石昭人から日本一を決める決勝二塁打を放ち、1987年の日本シリーズ第3戦では江川卓から決勝本塁打を放つなど活躍した。同年の日本シリーズでは、「4番に座りながら4打席4三振」という、日本シリーズ史上初の珍記録も達成している。 1987年限りで退団。
詳細情報
年度別打撃成績
記録
- NPB
- 初出場・初先発出場:1986年4月4日、対南海ホークス1回戦(西武ライオンズ球場)、4番・右翼手として先発出場、4打数1安打
- 初安打・初打点:同上、3回裏に山内孝徳から適時打
- 初本塁打:1986年4月14日、対阪急ブレーブス3回戦(阪急西宮球場)、2回表に白井孝幸からソロ
背番号
- 29 (1980年 - 1982年)
- 24 (1983年 - 1985年、1987年)
- 20 (1986年)
脚注
関連項目
- イリノイ州出身の人物一覧
- 埼玉西武ライオンズの選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)




