大乗院(だいじょういん)は、東京都練馬区西大泉五丁目にある日蓮宗の寺院。新井山円福寺と号する。旧本山は西中山妙福寺、達師法縁(繁珠会)。江戸時代には関宿藩主久世大和守家の祈願所として栄えた。
歴史
大宣院日讃を開山に創建。永享、享徳年間(1429年-1455年)銘の板碑が出土したため、室町時代までの創建とみられる。宝暦2年(1752年)境内現存最古の建築である山門が再建される。明治40年(1907年)火災により本堂、庫裡等を焼失する。現在の本堂は昭和53年(1978年)再建されたもの。
伽藍
- 本堂
- 帝釈天堂 題経寺(柴又帝釈天)の分身とする帝釈天像が祀られている。庚申の日には例祭が行なわれる。
- 山門
交通
- 西武池袋線保谷駅から徒歩14分
脚注
参考資料
- 『練馬の寺院』石神井公園ふるさと文化館(2012年)
- 日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)
- 「小榑村 妙福寺 塔頭 大乗院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ134新座郡ノ6、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763996/82。



