チチブコウモリBarbastella leucomelas)は、コウモリ目(翼手目)・ヒナコウモリ科・チチブコウモリ属に分類されるコウモリの一種。

分布

イスラエルからコーカサス、インド北部、中国西部、日本に分布する。コーカサスから中国と日本に分布する個体群を亜種 B. l. darielingensis とする場合もある。

日本国内では、北海道、岩手県、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、岐阜県、静岡県、愛媛県、高知県で確認されている。

特徴

前腕長39-44mm、頭胴長50-63mm、尾長43-54mm、体重8-12g。耳介も幅広く、基部で左右が結合する。

樹洞を昼間の隠れる場所に利用する。洞窟で見つかることもある。

和名は、日本では1883年に秩父で最初に発見されたことに由来する。

関連項目

  • コウモリ
  • 日本の哺乳類一覧

参考文献

外部リンク

  • SEN-PULSE のページ

北海道野生動物研究グループ チチブコウモリの剥製

コウモリ|イタチ、コウモリ、ムカデ、トコジラミ等の害虫対策は駆除研究所

中標津町郷土館 2005年9月号

動物事典 ヨーロッパチチブコウモリ [ Barbastella barbastellus ]

北海道野生動物研究グループ チチブコウモリの剥製